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2013年10月12日土曜日

Fedora19 + Samba4 + Transmission | Test Install

0.  仮想PCへテストインストール

仮想PCの準備 - VirtualBox

Fedora19をいきなり実機でインストールしても、Linuxに不慣れな人間にはトラブル発生は避けられません。
仮想マシン構築でFedoraに慣れましょう。

で、とりあえずFedoraCDイメージのダウンロードです。
http://fedoraproject.org/ja/
Fedoraのページ、なんだかかっこいいなぁ。CentOSと違って...

なぜCentOSではなくFedoraかというと、CentOSへSamba4をインストールするのがややめんどくさかったからです。Sambaパッケージをあれこれしないといけないようで。
時期が来ればCentOSへもSamba4が標準になるのでしょうが。

Fedora19 ISO
http://fedoraproject.org/ja/get-fedora-options#formats
ここの「Fedora 19 ネットワークインストール CD」です。「64-bit PC 向け 317MB ISO ディスクイメージ」ですね。

これをダウンロードしておいてください。



ここではVirtualBoxを使用します。
VirtualBoxのインストール、取り扱いは省略します。

VirtualBoxを起動し、「新規(N)」で新たな仮想マシンを作成します。「仮想マシンの作成」ダイアログが出ます。



「タイプ」はLinuxを、「バージョン」はFedora (64bit)」を選択し、「次へ」。



メモリーサイズは1G~2GBくらいかな。適当です。実機に合わせてください。



インストール先の仮想ディスク作成のダイアログになります。これも適当に名前を付け、サイズ指定します。8GBもあれば十分。可変でOK。



設定画面になります。必要な設定は「ストレージ」「ネットワーク」です。


「ストレージ」は先ほど作成した仮想ディスクがSATAに自動的に割り当てられています。IDEには先ほどダウンロードした「64-bit PC 向け 317MB ISO ディスクイメージ」を指定してください。
「IDEセカンダリマスタ」とあるプルダウンの右のCDアイコンをクリックするとISOイメージを選択できます。

「ネットワーク」は 「ブリッジ」でOKです。仮想マシンへ実IPを割り当てる方式です。

あとは適当にオーディオをオフにする、くらいかな。
で、「起動(T)」します。ダブルクリックでもOK。


 「Install Fedora 19」でEnterキー。



「使用する言語」は日本語で。



それぞれのアイコンはクリックできます。!マークは未設定ですね。ここで「ネットワーク設定」をしておくと楽ちんです。クリックします。



わかりにくいですが右下の「設定(O)」でアダプタの設定画面に入ります。



「IPv4のセッティング」タブで「方式」を「手動」にし、IPアドレスを打ち込みます。適当です。DHCPでOKな環境の人は何も設定することはありません。「保存(S)...」で元の画面にもどります。
忘れずに画面下の「ホスト名(H)」もわかりやすいものに変えておいてください。

それとネットワーク名を控えておいたほうがいいかもしれません。ここでは「enp0s3」ですね。

画面左上の「完了」でネットワークの設定を完了します。
次に「ソフトウェア」です。
「ソフトウェアの選択(s)」アイコンをクリックします。



画面一番下の「最小限のインストール」を選択します。GUI無しのコンソールオンリーのタイプですね。もちろんデスクトップが必要ならいろいろと選択してみてください。

画面左上の「完了」でソフトウェアの設定を完了します。
次に「ストレージ」です。
「インストール先(D)」アイコンをクリックします。



VirtualBoxで作成しておいたディスクが表示されますので、クリックしチェックマークを付けます。

画面左上の「完了」でインストール先の設定を完了します。
何やらフォーマットがどうのこうのとダイアログが出ますが、そのままでOKです。



!マークが無くなったので画面右下の「インストールの開始(B)」をクリックします。



ディスクへインストールが開始されます。同時にrootのパスワード設定と、管理ユーザの設定が可能になります。
パスワードは「脆弱」と判定されてもそのまま使用できます。推奨されないだけですね。




 数分待つと完了です。「再起動」ボタンで再起動しましょう。
VirtualBoxの設定から、CDを抜き取る=「デバイス」→「CD/DVDデバイス」→「仮想ドライブからディスクを除去」を選択しておくように。



無事にインストールが完了したようです。

ユーザ名、パスワードの順に入力して下さい。


ちなみにシャットダウンは


[root@Fedora-Server ~]#  shutdown -h now
 


です。お忘れなく。

2013年8月11日日曜日

Web-SQLServer構築 OS- 補足4 WindowsPEでの操作

Web-SQLServer構築 OS- 補足4 WindowsPEでの操作


無事にWindows8のインストーラは起動しましたか?
まさかノリでWindows8をインストールしちゃった人はいませんかね?
どんな操作か説明すると



シンプルな「Windows」のみの画面が。



次は言語設定の画面。



ここで「今すぐインストール」・・・ではなく下の「コンピュータを修復する」を選択します。



画面がさわやかな青に変わります。
「トラブルシューティング」を選びます。



コマンドプロンプトを選びます。





コマンドプロンプトが起動してきました。
USBから起動なのでかなり早く起動してきます。

ちなみに前々回作成した「WinPe-tch Direct版WindowsPE」の場合は・・・



PC起動直後です。



プログレスバーがVistaっぽいような?



操作なくユーティリティーのランチャーが立ち上がってます。
下のコマンドプロンプトは落とさないようにしてくださいね。



この状態になったらEnterキーでコマンドプロンプトが閉じます。



先のランチャーで「Command Prompt」をクリックすると純正WindowsPEと同様コマンドプロンプトが立ち上がってきます。


ここから先はWindowsPEの操作ですね。共通です。




1.WindowsPEはコマンドプロンプトです


WindowsPEはコマンドプロンプトで操作します。コマンドプロンプトでの操作に慣れてない人もいるでしょうから、ちょっとしたTIPSです。
コマンドプロンプトで「notepad」とタイプしてください。その後ENTERキーでいつものメモ帳が起動します。


そのメモ帳上で「ファイル」-「名前を付けて保存」で「名前を付けて保存ダイアログ」が出てきます。
このダイアログはマウス操作のできるエクスプローラとなります。
なのでクリックで選択、ダブルクリックで展開ができます。
ただしSHIFTキーやCTRLキーでの複数選択はできません。

またコマンドプロンプトから「notepad」を複数起動させ、ドラックアンドドロップも可能ですよ。

まあファイルの救出にはコマンドからCOPY、XCOPY、ROBOCOPYを使用してくださいね。



2.WindowsPEからディスクを初期化する


ディスクをWindowsで使用できるようにパーティション作成、フォーマットします。

コマンドプロンプトで「DISKPART」と入力するとDISKPARTが起動します、と言ってもプロンプトが
DISKPART>
ってなってるだけですが。
ほかのサイトでもこのツールの使い方はよく出てきますので、必要なコマンドだけ記述しときます。
順に打ち込んでいけばOKです。


・接続されているHDDの一覧を表示する
  • list disk

・「list disk」コマンドで表示されたディスクから1つ操作対象を選択する
  • select disk 0
基本的に1つめのディスクは0です。0、1、2、って数えていきます...
間違えないように初期化するディスクだけ接続しておきましょう。



・選択したディスクを真っ白にする
  • clean
その名の通り真っ白にします。パーティション情報はクリアされます。



・パーティションを作成する
  •  create partition primary [size=100]
サイズは任意です。MB単位です。(100ってのはWindows7なんかでよく使用しますネ)
もしXPでシステムパーティションとデータパーティションを分けるならCドライブの容量を指定してください。



・作ったパーティションをフォーマット
  • formato fs=NTFS [QUICK] [LABEL="Windows/System"]
Quickオプションはつけたほうがいいですよ。Labelオプションはつけてもあんまりいいことはないですね。おまけです。



・作ったパーティションをアクティブに設定する
  • active
「active」って打ち込むだけです。



・ドライブレターを付ける
  • assign letter=C
ドライブレターはCかWをおすすめします。



・DISKPARTを抜ける
  • exit


以上でディスクでの初期化は終了です。



3.WindowsPEでネットワークを扱う


そのままではWindowsPEはネットワークを扱えません。WindowsAIKやWindowsADKで作成したPEであればネットワーク接続は問題ありません。ただWindows7、8のインストールディスクのPEはネットワーク接続は初期化されていません。
ので初期化します。

  • wpeinit
  • wpeutil initializenetwork

「wpeinit」は必要ないかもしれませんが、おまじないと思ってください。「wpeutil initializenetwork」でネットワークが初期化されます。


次にIPアドレスを割り振ります。
  • ipconfig /all
  • netsh interface ipv4 set address "ローカル エリア接続" static [YourIPAddress] [netmask] [default gateway IPAddress]

「ローカル エリア接続」は「イーサネット アダプター」だったりします。なので先に「ipconfig」コマンドで様子をうかがってください。[YourIPAddress] [netmask] [default gateway IPAddress]は任意です。


次はネットワークドライブを割り当てます。
  • net use P: \\[ServerIPAddress]\XP_SP3 /user:[username] [password]
ネットワーク上にある「XP_SP3」という共有フォルダに[username]さんでパスワードは[password]でログインします。
もちろん先に共有設定は済ませておいてください。


あとは
  • P:
  • dir
で共有フォルダ内にアクセスできます。

このメンドクサイコマンド群をひとまとめにしたのが前回作成した

setup_diskpart.bat
setup_diskpart.txt
setup_netsh.bat

です。
ちゃんと書き換えてから使用してくださいね。



てことで次回はXPのインストールです。
長いな。