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2012年10月8日月曜日

Web-SQLServer構築 OS- 補足1

Web-SQLServer構築 OS- 補足1

SQLServer構築にあたってWindowsXPのインストールの補足です。具体的には
  • WindowsXP SP3のインストールメディアへの適用
  • USBメディアを使用したWindowsXPのインストール
です。

この記事は直接WISP作成には関係していません。さっさとIISの展開に進む場合は次の記事にどうぞ。




WindowsXP SP3 インストールメディア作成??

前回から引き続きOS - WindowsXPのSPについて。

新規にOSインストールしようとするなら最初からSP3が適用されているほうが楽ですよね。
SP3をインストールメディアに適用する方法があります。ただし、すべてのメディアに適用できるわけではありません。WindowsXPの製品版、OEM版は問題なく可能ですが、メーカ製に付属のものは一筋縄ではいきません。

メーカ製PC等に付属しているWindowsメディアには下記の2種類があります。
  • Windowsインストールメディア
  • Windowsリカバリメディア
インストールメディアはDell製のようにWindowsのインストーラがそのまま入っています。市販されているWindowsのメディアとほぼ一緒です。違いはDell製品ならそのPCでしか使用できないようになっている、ということです(BIOSチェックしている)。

リカバリメディアは所謂ディスクイメージです。どの時点のディスクイメージかはわかりませんが、いろいろ付いてくるアプリケーションをインストールした後じゃないかな?ちゃんとsysprepされていると思いますが。


このリカバリメディアには適用できません。すでにWindowsXPがディスクに展開されてしまっているからです。ただ、PCのディスク上にi386フォルダが存在するなら可能ですが・・・またの機会に。



WindowsXP SP3の適用手順

これらのインストールメディアにSP3をあらかじめ適用する方法は以下です。
ちなみにWindowsXP、VISTA、7のどのOS上でも作業可能です。

http://support.microsoft.com/kb/884746/ja

内容はSP2を適用する手順となっていますがSP3と手順は同様です。
  1. インストールメディアの内容をディスクにコピー
  2. SP3をディスクにダウンロードorコピー
  3. SP3を「 /integrate:[適用先]」で実行

注意点はインストールメディアの内容をディスクにコピーするとき、全ファイルがコピーできるようにドラックアンドドロップではなくコマンドからコピーする点です。
  • XCOPY なら /E /H オプション
  • ROBOCOPY なら /MIR オプション
をつけてくださいね。

SP3のスタンドアローンイメージは以下です。

http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=24



上記の手順を踏むとインストールメディアの内容がディスク上に展開されてますね。このままそのPCにWindowsXPをインストールするなら別ですが、メンテナンス用のPC上でSP3の適用作業をすることをおススメします。
別途PCを用意するとWebの動作確認やGoogle先生に頼ることも簡単ですから。



CDなしでWindowsXP SP3のインストール!?

無事にSP3を適用できたでしょうか。SP3適用済みインストールディスクをそのままCDに・・・焼く必要はありません。PCはサーバにするのでCDドライブがないかもしれません。もちろんフロッピーも。

どうすればいいのでしょうか?方法は以下の2種類です。
  • ネットワークブート
  • USBブート
どちらも最近のPCなら対応しています。ネットワークブートは対応してない場合もあるかな。

ということでUSBブートによるXPのインストールを。


準備するものは
  • 内容がなくなってもいいUSBメモリ(1G~2G)
  • LNAケーブル
  • メンテナンス(ホスト)PC
  • WindowsAIK

概要
  1. Windows AIKを使用してWindowsPEを作成
  2. WindowsPEをUSBメモリに展開
  3. サーバPCをUSBメモリから起動
  4. WindowsPEでディスク管理実行
  5. LANケーブルでサーバPCとホストPCを接続
  6. WindowsPEでホストPCのWindowsXPインストールイメージを実行

なんだか複雑ですがおそらく一番楽な方法です。もちろんCDを使用する場合はもちっと楽かもしれませんが、CDメディアをCDブートできるようにしないといけませんからね。



1. Windows AIKを使用してWindowsPEを作成

詳細は


Windows PE 2.0のブータブルUSBメモリを作成する
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1175wpe2usb/wpe2usb.html

いきなり丸投げですかそうですか。具体的な作成は下記の「PEを簡単に作成できるツール」を参照してください。

先に注意点を。
WindowsPEを作成するOSによって作成できるPEのバージョンが分かれます。具体的には
  • WindowsXP → WindowsPE 2.1
  • WindowsVista → WindowsPE 2.1
  • Windows7    → WindowsPE 3.0 or 3.1
それぞれバージョンが分かれますが基本的にどれでもOKです。

WindowsPE 2.1

WindowsPE 3.0

WindowsPE 2.1の場合はBootSect.exeがPEに組み込まれないので、手動でコピーをしておきましょう。
素直にWindowsPE 3.0を作成することをおススメします。


Microsoft TechNetに以下のドキュメントがあります。
Windows PE のチュートリアル
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd799278%28WS.10%29.aspx


この中の


チュートリアル: 起動可能な Windows PE RAM ディスクを USB フラッシュ ディスクに作成する
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd744530%28WS.10%29.aspx

が参考になります。

「・・・こんな複雑なことやっとれんわ・・・」

ということで

WindowsPEを簡単に作成できないの!?


Microsoftのリンクではありませんが、WindowsPEを簡単に作成できるツールがあります。

魔法のキキⅡ
http://kiki2.suppa.jp/

上記サイトの

WinPe-tchのダウンロード等
http://kiki2.suppa.jp/pe2/winpetch.htm 
 
メンテナンスOSがXPの場合、「WinPe-tch Direct」、7の場合「WinPe-tch Mini」でOKです。
(74part4氏が作成)

このツールでWinPEの作成は圧倒的に楽チンになります。


ということで、次回はXP上で「WinPe-tch Direct」を使用してWinPEを作成してみましょう。

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